*保健だより*    一宮北高校保健室 10月


 10月になり、季節が移り変わっていくのを感じます。もう「秋」ですね。何をするにも気持ちのいい穏やかな季節。読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋。好きなことをより深めるのも、今まであまりしなかったことに挑戦するのもいいですね。きちんと食べて、楽しく運動して、十分に睡眠をとって、からだにも心にも栄養をたくさんあげてください。


 ◆10月10日は、目の愛護デーです。目を大切にしていますか?
 私たちが外の情報を取り入れるとき、大きな手がかりにしているのは「見る・聞く・触る・味わう・臭いを嗅ぐ」という5つの感覚です。中でも「見る」ことは、最も大きな手がかりで、外からの情報の80%くらいは、目で「見る」ことを通じて取り入れていると考えられています。
 ちなみに、本校の視力検査結果(1学期実施)についてですが、視力1.0未満の人の割合(両眼又は片眼)は、1年生64.6%、2年生62.0%、3年生45.5%でした。視力0.7未満の人の割合(両眼又は片眼)は、1年生44.2%、2年生39.2%、3年生18.6%でした。
 あなたは・・・・
 黒板に書いてある文字が、はっきり見えていますか?教科書の文字がほやけて読みにくくありませんか?見えにくい目で、目を細めながら学習していませんか?
 「よく見える」ことは学習の能率を上げるばかりでなく、物事に対する興味・関心を高め、知識・理解を深めることにもなるのです。
 1学期に「受診のおすすめ」の用紙を受け取った人で、受診がまだの人は、早急に眼科を受診してください。受診後は、受診報告書(視力)を学級担任の先生まで提出してください。

 ◆過矯正について

 メガネ、コンタクトレンズの度数が強すぎることにより、頭痛の症状が出たり、より見えにくく感じたりすることがあります。成長期は度が進みやすいので定期的に眼科を受診し、適正な矯正を心がけてください。

 ◆お手軽ファッション??要注意!

 メガネやコンタクトレンズは本来、近視・遠視・乱視など視力矯正のための道具ですが、”度なしメガネ”やカラーコンタクトレンズなど、ファッションのために使われることも多くなりましたね。
 でも、メガネもコンタクトレンズも、本来は眼科医の診察を受けたうえで、処方箋に基づいて作られる、れっきとした「医療機器」です。おしゃれやかっこよさといったことだけで安易に考え、好き勝手な使い方をすると視力が急激に落ちたり、目に痛みなどの異常や大きな障害を起こすこともあります。一時の流行を追いかけるよりも、一生ものの自分の目を大切にしたいものですね。